フリーエンジニアとして仕事をしていると、常に問題なく仕事ができるとは限りません。人間である以上、仕事をしている途中で体調を崩して入院をするということになるかもしれないのです。フリーランスは、納期までにしっかりと仕事を仕上げることが大事なので、軽い風邪であれば仕事を続けなければなりません。風邪であれば良いですが、もし入院することになれば仕事が出来なくなってしまいます。フリーランスで仕事をするということは、そのような場合も想定しておかなければならないということなのです。もし急に仕事ができない状態になったら、クライアントに連絡をして納期の延期をお願いするか、または途中降板することを決めなければなりません。どちらもクライアントにとってはダメージが大きく迷惑がかかってしまうことになるため、フリーランスは普段から体調管理をしっかりとして、万が一の場合に備えて準備をしておく必要があります。
急な体調不良でクライアントに迷惑をかけないために、フリーランスとして働くのであれば普段から同業者の知り合いを作っておくことが大切です。フリーエンジニアであれば同じくフリーエンジニアとして働いている人と知り合いになっておき、いざという時に仕事を代わってもらうことができる状況を作り出します。クライアントにとっては依頼するフリーエンジニアが急に変わることになるので戸惑うとは思いますが、仕事が途中で終わることを避けることができるので、この策はとても重要です。また、入院することになると長期間仕事場を離れることになりますが、その間も連絡を取れるようにしておくことが大切です。最近では、パソコンを持ち込んでも何も言われない病院も出てきていますし、パソコンが駄目でもスマートフォンを持っていればすぐに連絡を取ることができます。このように、いつでも連絡が取れる体制を整えておくようにしましょう。
体調不良で仕事が出来なくなる場合を想定して、フリーランスは定期的に健康診断を受けるようにしましょう。また、何かあった時のために健康保険にはちゃんと加入するようにして、高額な医療費で悩まされることのないようにしておくことも大切です。例えば、生協の「共済たすけあい」という健康保険は、支払いが早く掛け金も安いという特徴があるためかなりオススメできます。医療費については、高額療養費制度を利用することで自己の負担額を抑えることができるため忘れないようにしましょう。健康診断や保険というのは、どうしても利用にお金がかかってしまうので手を出さないままになってしまうフリーランスがいます。ですが、いつ何が起こるか分からないため、そのような負担は仕方のないものと思って普段から準備しておくことが大切です。
フリーランスというワークスタイルになると、人間関係やしがらみを気にせずに働くことができます。その一方で、仕事上の問題や悩みなどが発生しても一人で解決しなければならず、孤独を感じてしまうことも。そうした孤独への不安を解消するには、同業者が多数集まる交流会やイベントに参加したり、コワーキングスベースに足繁く通ったりして、仲間作りをするのが有効です。また、SNSを発信することで新たな人脈を構築できることもあります。
フリーエンジニアは「事業用のお財布」と「プライベートのお財布」を分けて管理しなければならなくなります。銀行口座を分ける、物理的に財布を分けるなど、区別しやすいようにしていたとしても、最終的にはどちらも自分のお金です。全体でどのぐらいの資金があるのか、どこにどれだけの余裕があるのか、クレジットカードはどこからいくら引き落とされるのかなど、チェックも管理も煩雑になってきます。この手間と面倒を解決してくれる便利ツールを紹介します。