フリーエンジニアのようにフリーランスで仕事をしていると、報酬についてかなり意識をしなければならない場面が訪れることがあります。フリーランスは仕事を貰って、それをしっかりとこなすことで報酬を貰うという仕事の流れをとります。これはフリーランスにとっては当然の流れであり、多くのフリーランスが、自分が働くことでコストがかかっているということをしっかり把握していると思います。
ですが、仕事を提供する側は、全員がこのことについて理解しているわけではありません。例えば、会社員であれば、自分が会社内で働く際に他人に物を頼んだとしてもそれに対しての賃金は発生しませんし、これは当然のこととなっています。会社員は、会社で働く限り毎月ちゃんと給料が貰えます。フリーエンジニアのようなフリーランスとは違って、彼らは会社内でやるべき仕事一つ一つに対して賃金が発生するわけではないのです。だから、仕事を頼む又は頼まれるということは、それに対してかかるコストがあるため賃金が発生するのだということを理解できていない人が多くなっています。これが、フリーランスに仕事を頼むときに無償であることが多い理由です。
フリーエンジニアが低賃金での労働を強いられることがあるのは、依頼する側の考え方が違っていることが大きな要因です。仕事内容に見合った報酬が貰えなければ、フリーランスは生活に困ってしまいます。ですが、ある仕事については無償又は無償に近い形で引き受けようと思っている人もいるでしょうし、全ての仕事が無償では駄目だということにはなりません。例えば、無償でもその仕事を引き受けることで、そのフリーエンジニアの名が広まって今後の仕事に繋がるということは十分に考えられます。そのような場合であれば、無償でも問題ないのではないかと思います。
しかし、やはりフリーエンジニアは仕事に対してしっかりと対価が支払われることが大事なので、仕事を引き受ける前にはしっかりと交渉をすることも大切です。フリーランスとして仕事をしていく場合には、契約内容をしっかりと確認して、未払いについての内容も事前に取り決めをしておかなければなりません。そして、報酬もあまりにも見合っていないと思ったのであれば、しっかりと交渉しなければならないのです。もし報酬が低くても良いかと適当にしておくと、このフリーランスは高い報酬を払わなくても仕事をしてくれる人だと勘違いさせてしまうかもしれません。それを防ぐためにも、あらかじめ納得して仕事ができるように交渉することが大事であり、納得がいかなければ契約しないという選択肢をとることも必要になります。このように、フリーランスになるということは、報酬について厳しく言及していかなければならないということなのです。
フリーランスというワークスタイルになると、人間関係やしがらみを気にせずに働くことができます。その一方で、仕事上の問題や悩みなどが発生しても一人で解決しなければならず、孤独を感じてしまうことも。そうした孤独への不安を解消するには、同業者が多数集まる交流会やイベントに参加したり、コワーキングスベースに足繁く通ったりして、仲間作りをするのが有効です。また、SNSを発信することで新たな人脈を構築できることもあります。
フリーエンジニアは「事業用のお財布」と「プライベートのお財布」を分けて管理しなければならなくなります。銀行口座を分ける、物理的に財布を分けるなど、区別しやすいようにしていたとしても、最終的にはどちらも自分のお金です。全体でどのぐらいの資金があるのか、どこにどれだけの余裕があるのか、クレジットカードはどこからいくら引き落とされるのかなど、チェックも管理も煩雑になってきます。この手間と面倒を解決してくれる便利ツールを紹介します。