フリーエンジニアの不安といえば、仕事が途切れること

仕事が途切れることは覚悟のうえで

フリーランスとして働くという事は、組織の中で縛られながら働く形と比べて自由に見えるものであり、憧れを感じやすいものですが、実際には仕事量が安定しないなどという事もあり、収入が不安定になりやすいという特徴があります。特にフリーエンジニアとして独立した当初は仕事がない状態のほうが長く続くことも起こり得ます。信頼と実績が仕事を得るうえでは大切なのですが、そこに至るまでには時間がかかることも多いものです。今の仕事が嫌だから独立するというのではなく、独立のための準備ができてから独立する、という意識を持つようにすべきです。金銭的にも、当面収入がなくてもしのげるように最低限でも半年分の生活費や運転資金を準備しておきたいものです。そういった準備やフリーランスとして生きていく覚悟ができていると抱える不安も少なくなっていきます。

組織にいるうちから営業活動を意識

独立して何もない状態から人脈を作っていくという事は難しいものです。組織の中で仕事をしているうちから独立後の営業活動を視野に入れ、日々の仕事に向き合っていくべきでしょう。直接仕事を取ることが出来なくても、同じ業界に知っている人がいるという事はどこで仕事につながるかわかりません。今の仕事ぶりや人柄を見て、あなたが相手にとって信頼できるような人であれば仕事を回してもらえることもあるかもしれません。信頼を得るために仕事のクオリティや応対などに気を遣っておくことも独立後の不安を減らすための大きなポイントといえます。

一つの仕事に偏りすぎないようにする

何が起こるかわからないのがビジネスの世界です。在職中から築いてきた信頼で大きな仕事を得ることができたとしても、倒産や事業撤退などの関係でその仕事が無くなってしまうとすぐに行き詰ってしまうことになります。そのようなことを防ぐには、いくつかの仕事を同時に受けておくという事が対策として挙げられます。大きな仕事をいくつか受けるという事は難しいかもしれませんが、小さな仕事なら可能なこともあります。小さな仕事であっても、仕事をゼロにしないことでわずかでも収入を得ることができます。無理のない範囲で仕事を広げてみましょう。

別の分野にも仕事を広げる

同じ分野の仕事だけを深めていくという形は、専門性を高めることができるという意味ではよいのですが、流行の変化などに振り回されやすく仕事が安定しないという難点もあります。専門としてきた分野のニーズがなくなってくると仕事が取りにくくなって悩むことも出てきます。余裕が出たら別の分野について学んでみる、仕事をしてみるという事も、将来の悩みを軽減するために有効であるといえます。